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ワンヘルスとは
ワンヘルス(One Health)とは「人の健康」「動物の健康」「環境の健全性」を一つの健康と捉え、一体的に守っていく、という考え方です。
ワンヘルスの6つの基本方針 (福岡県ワンヘルス推進ポータルサイトより一部引用)
1.人獣共通感染症対策 | 「人獣共通感染症」は、人と動物双方に感染する共通感染症です。人の感染症の約60%を占めると言われており、新型コロナウイルスや牛海綿状脳症(BSE)、鳥インフルエンザなど国内外で大きな社会問題となった病気がたくさんあります。 |
2.薬剤耐性菌対策 | 「薬剤耐性菌」とは、抗微生物剤に対し抵抗性を獲得した細菌のことです。この薬剤耐性菌による感染症が発生した場合、これまで使用していた抗微生物剤が効かなくなるなど、治療が困難となります。 |
3.環境保護 | 自然環境は、人を含む様々な生物が生きる場です。生態系を守り、人と動物とのすみ分けが保たれてこそ、人と動物の健康を保つことができます。そして、健全で豊かな自然環境を次世代に引き継いでいかなければならないことも忘れてはなりません。 |
4.人と動物の共生社会作り | 犬や猫、鳥などの愛玩動物(ペット)は、私たちの生活に潤いや安らぎを与え、今や家族の一員となるほど重要な存在になっています。 人と動物との関係をより良く保つためには、動物の生態や本能、習性をよく理解し、動物を飼う場合には、飼い方等を十分に知っておく必要があります。 |
5.健康作り | 人の健康は、適度な運動習慣の定着や、食生活の改善といったことに加えて、人や動物が心も体も健やかな状態で過ごすことができる生活環境において育むことができます。 私たちは、人だけで生きているのではなく、健全な環境と様々な動植物との関係の中で生きて、健康を維持しているのです。 |
6.環境と人と動物の良い関係作り | 「食」は、私たちの健やかな毎日を支える源です。私たちの健康は、健全な環境で生産された健康な家畜や、安全な農作物・水産物などを食べることで維持されています。 このような「食」に対する知識を持ち、「何を食べるのか」「何を食べてはいけないのか」を学ぶ「食育」を通して、農作物・水産物が作られている環境について関心を持つことも大切なことの一つです。 |