エンディングノートとは

人生の最期を迎えるための準備として、自分の老後や亡くなったときに備え、お葬式やお墓、遺言、相続などの事柄に関する希望を書き留め、残しておくためのノートのことを指します。

エンディングノートの役割と作成するタイミング

「亡くなった際に誰に連絡しなければならないのか」「葬儀やお墓はどこで手配すればよいのか」など、家族でも故人しか知らない情報があると悩んでしまうことがあります。

エンディングノートは書き方にも決まりがないため、「自分が思うこと」「伝えたい情報」などを自由に書くことができます。

作成するタイミングは、自分の人生の終わり方や残された時間の過ごし方を考えるきっかけがあったときです。

最適なタイミングは人によって異なりますが、余裕をもって考えるためにもできるだけ早いほうがよいでしょう。

大きな病気を患ったときや大ケガをしたとき

大病や大けがなどをしたときには、万一を考え、家族のことが心配になる人も多いかもしれません。

家族や親しい友人がそのような場面を経験した場合にも、自分ごとのように考え、心配になるのではないでしょうか。

親や配偶者、同世代の友人が亡くなったとき

親や配偶者が亡くなって、自分が相続の手続きをする立場になると手間や時間がかかることが実感できるでしょう。

私自身がそうでしたが、相続手続きの経験は、わが身を振り返り自分の残りの人生と向き合うきっかけとなります。

また、職場の同世代の同僚や同級生が亡くなった際も、死を身近に感じて、自分の人生を振り返るきっかけとなるかもしれません。

ふと思いついたとき

エンディングノートはご自身の年齢に関係なく作成することが出来ます。

何気ない日常を送っている中で、ふと何気なく、自分も一度書いてみようかなと思いついたときは、エンディングノートを作成するタイミングかもしれません。

遺書と遺言書とエンディングノートの違い

遺書やエンディングノートは法的な拘束力はなく自由に作成できます。 

一方、遺言書には法的な拘束力があるため、記載できる内容が厳密に法律で決められています。

要件を満たさないと無効となる恐れがあるため注意が必要です。

遺書遺言書エンディングノート
法的効力なしありなし
書き方自由民法で定められた方式で作成する自由
内容別れの言葉、家族への感謝の労いなど相続財産の分割についての希望万が一のときに、家族が知りたい全情報
家族(相続人)が確認するタイミング死後すぐにもしくは生前でも可能死後に所定の手続きにより開封(家庭裁判所の検認が必要な場合もあります)死後すぐにもしくは生前でも可能
保管場所自宅など自宅、公証役場、法務局など自宅など
作成費用無料無料~数十万円を超える場合もあり無料~数千円

エンディングノートの形式は自由です。紙に書くこともパソコンやスマートフォンで作成することもできます。                         法的な拘束力もないため、気軽に作成できて何度でも書き直せます。

形式に決まりがないため、あまり深く考えず、自由に思いついたことから記入してください。

エンディングノートの書き方

エンディングノートに書く内容としては、次のようなものがあります。

  • 自分について(住所・氏名・本籍・経歴・マイナンバーや運転免許証の保管場所など)
  • 家族について(家族構成、親戚関係)
  • 友人関係(親しい交友関係、職場や所属している団体の連絡先)
  • 医療・病院関係(かかりつけ医や病院、既往歴・持病、延命措置や終末期医療の希望など)
  • 身辺の整理事項(デジタルデータ・SNSなどのアカウント・IDパスワード、電子マネーのアプリ、契約している音楽や趣味などの有料サービス、クラウド上の写真や動画、友人へあげたいもの、ペットのことなど)
  • 財産について(預貯金の種類や金融機関名、不動産・有価証券・株式や投資信託、生命保険、貴金属・骨とう品・美術品などの財産、ローンなどマイナスの財産、クレジットカード、保証債務、年金の情報)
  • 葬儀やお墓の希望(葬儀業者、葬儀のスタイル、予算、遺影に使用する写真の希望、喪主・埋葬方法の希望、墓地やお寺の場所、墓石の希望、宗教や宗派の種類)
  • 遺言書の有無(遺言書の種類や保管場所)
  • 家族、友人へのメッセージやその他補足事項(受け取ってほしい物、感謝の気持ち)

※書き方に、特に順番はありません。

わからないことがあったらいつでもご相談ください!

エンディングノートって簡単そうであまりよくわからないと思われる方もいらっしゃるかと思います

その際は弊所メール無料相談をご利用ください。ご一緒に解決策を見出していきましょう。

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